
ミュージカル「ALICE~不思議の国のアリスより~」に出演する土屋アンナ
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女優の土屋アンナ(42)が出演するミュージカル「ALICE~不思議の国のアリスより~」が31日、神奈川・小田原三の丸ホールで開幕する。2年ぶりの再演を前に、作品の見どころや意気込みを聞いた。(西村綾乃)
ルイス・キャロルの児童小説「不思議の国のアリス」を原作に誰も知らないアリスの姿を描く物語。土屋は2024年に同作でミュージカルデビューした。
「観客に言葉を伝えるための発声や語尾の残し方などが、それまで立っていたライブのステージや、ストレートプレイとは違うと感じました。共演した元宝塚の(真樹)めぐみさんから聴き手の心に響く歌い方を教わる時間もあり、成長できたと感じました」
同作では自由気ままでセクシーなチェシャ猫を演じた。
「四つんばいで動くことはありませんが、ちょっとした仕草から猫っぽさを感じてもらえたらと手の動きなどを工夫しました。私が猫だったら怒った時は、笑う時にはどうするだろうと考えて、あとは本能のままに動いていました」
自身との共通点はあるだろうか。
「自由なところですね。周囲に正しいと示された道でも、自分の目で見極めたいといろいろ試してしまいます。だから自由気ままに見えるんじゃないかな。人間関係も、みんなが苦手という人でも、私が苦手じゃなければいいじゃん!と思って話しかけています」
取材時も記者、カメラマン、スタッフらにフラットに話しかける姿が印象に残った。
「自分が傷つくのが怖くないので、ポンっていかれるのだと思います。嫌われてもいいやと思っているから。それで『嫌い』って言われたら、『すみません』って引きます。いろんな人と話すわりには、友達が少ないんですよね(笑い)」
2年ぶりの再演では東京、北海道、大阪など全国42都市を巡る。長いツアーに向けて体力づくりなどはしているのだろうか。
「普段のトレーニングと、ルーティンを大切にしています。ノールールに見られがちですが実はルーティンお化け。毎朝マヌカハニー入りのお湯を飲むとか、ボイストレーニングをする時の決めごと。何時に寝て、何を食べてとか1日の流れが決まっています。同じ生活をしていると、緊張もしないし。自分の変化に気づきやすくなるんです」
上演を楽しみにしている人へ、オススメのシーンは。
「エンディングでみんなで『光の中で(リプライズ)』を歌うシーンです。自分を信じて生きる大切さを歌うのですが、この曲にはキャスト達の心の内や、作品を通して伝えたいことがにじみ出ていると感じます。私もこの歌を歌う時には、自分の中にある弱さを認めて、お客様に全てをさらけ出そうと心にスイッチが入ります。会場で私たちキャストの思いをぜひ受け取っていただきたいです!」
◇土屋アンナ(つちや・あんな) 1984(昭59)年3月11日、東京都生まれの42歳。1998年に雑誌「セブンティーン」でモデル・デビュー。2004年に出演した映画「下妻物語」では日本アカデミー賞新人賞などを受賞した。プライベートでは2男2女の母。