
URLのドメイン名の最後に付く「.com」や「.org」などのトップレベルドメイン(TLD)を管理するICANNが、2026年度に申請を受け付けた新ドメインの一覧を発表しました。MetaやOpenAIなど13の申請者が「.agent」を申請したほか、「.agi」「asi」などの「人工知能(AI)」や「超知能(SI)」に関連するドメインに多数の申請が寄せられています。
ICANN Reveals 2026 Round Applications for New Generic Top-Level Domains
https://www.icann.org/en/announcements/details/icann-reveals-2026-round-applications-for-new-generic-top-level-domains-07-10-2026-en
The latest TLD applications are all about AI | The Verge
https://www.theverge.com/tech/1007132/icann-domains-2026-ai-agi
ICANN reveals bids for new top-level domains
https://www.theregister.com/networks/2026/10/08/icann-reveals-bids-for-new-top-level-domains/5301857
トップレベルドメインを管理するICANNは2012年、新たなトップレベルドメインの申請を受け付けるラウンドを実施し、1000件以上の新たなトップレベルドメインが誕生しました。そして14年後の2026年、ICANNは再び新たなトップレベルドメインの申請を受け付けることを発表しました。
2026年のラウンドでは4月30日~8月12日の申請受付期間中に、481の異なる申請者から合計1615件の申請があったとのこと。地域別に見ると北米からの応募が864件、ヨーロッパが506件、アジア太平洋地域が218件、アフリカが16件、ラテンアメリカおよびカリブ海地域が11件となっています。
一部のトップレベルドメインは重複しているため、ICANNはコミュニティ優先順位評価プロセスを実施し、その文字列に最もふさわしい申請者を決めることとなります。このプロセスで結論が出なかった場合、トップレベルドメインの権利はオークションにかけられるとのこと。
申請されたトップレベルドメインの文字列や申請者は以下のページで確認できます。
Applications
https://newgtldprogram-aps.icann.org/applications
申請されたトップレベルドメインには、近年のAIやAIエージェントの人気などの社会的状況が反映されています。たとえば「.agent」を申請した企業や団体は13に上り、その中にはMetaやOpenAIが含まれていることがわかります。また、一番上の「Charleston Road Registry Inc」はGoogleのドメインレジストリ事業子会社です。

また、汎用人工知能(AGI)を表現する「.agi」の申請者はOpenAIを含めた7つ。

アメリカのドナルド・トランプ大統領が「AI(Artificial Intelligence:人工知能)」に代わって「SI(Super Intelligence:超知能)」の使用を呼びかけていることを受け、Metaなどは「.superintelligence」を申請しています。

OpenAIなど6つの申請者が競合した「.asi」も、AI表記をSI表記に改める流れを受けてのものとみられます。

Googleの親会社であるAlphabetは39個、Metaは18個、OpenAIは15個、Anthropicは2個のトップレベルドメインを申請しました。
ICANN released the new domain applications
Google, Meta, and OpenAI going for a lot
Anthropic not so much https://t.co/Cu00Zb39OR
— JE (@0x_Osprey) October 7, 2026
Alphabetは「.alphabet」「.chromebook」「.deepmind」「.fitbit」、Metaは「.facebook」「.instagram」「meta」「.threads」、OpenAIは「.openai」「.chatgpt」「.codex」「.gpt」など製品名や会社名を含むトップレベルドメインを多数申請しており、Anthropicも「.anthropic」と「.claude」を申請しています。
他には、SNSのBlueskyは「.bsky」を申請しています。

「.manga」のトップレベルドメインは講談社を含む2つの申請者が競合。

「.anime」は東映アニメーションを含む3つの申請者が競合していました。

また、日本の株式会社インターリンクは子会社のISIIを通じて、「.neko」を新たなトップレベルドメインとして申請しています。「.neko」には競合する申請者がいなかったため、ICANNによる承認などの必要な手続きを通過すれば、ISIIがレジストリとして運営することとなります。
世界の猫好きに「デジタル上のアイデンティティ」を インターリンク、新ドメイン「.neko」をICANNに申請 | 株式会社インターリンクのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000603.000006942.html

さらに、トランプ大統領の商標を管理する企業が「.trump」ドメインを申請したことも明らかになっています。
Donald Trump applies for .trump top level domain name – Domain Name Wire | Domain Name News
https://domainnamewire.com/2026/10/07/donald-trump-applies-for-trump-top-level-domain-name/
Trump Organization applies to register and claim .trump domain – POLITICO
https://www.politico.com/news/2026/10/07/dot-trump-domain-application-01111350