海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeで注目を集めています。
今回、LIMO編集部がピックアップするのは、動物レスキューの様子を伝えているThe MohoさんのYouTubeアカウント@TheMohoの投稿。
ガリガリに痩せ細った状態で倒れていた仔犬が救助され、見違えるように回復していく姿を動画で紹介してくださっています。
執筆時点で3900回再生、約790件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。
また記事中では、犬・猫の平均入手価格についても解説していきます。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. 瘦せ細って倒れていた仔犬「ヴァレンティーナ」
保護されたばかりで、衰弱した様子のヴァレンティーナ1/2

出所:@TheMoho
海外のSNSで痩せ細って倒れていた仔犬の救出劇が話題を呼んでいます。救出された仔犬の名前は「ヴァレンティーナ」。
暗い道端でほとんど動かずに横たわっていたところを、保護団体に救出されました。
毛は抜け落ち、ガリガリに衰弱した身体はかさぶたや水疱で覆われていました。
重度の貧血や感染症に侵されたヴァレンティーナの治療が始まります。
回復し、家族に甘えるヴァレンティーナ2/2

出所:@TheMoho
最初の数日間は命の危険もあると言われていた彼女でしたが、スタッフの献身的なサポートもあり、みるみる回復していきました。
現在のヴァレンティーナは、いたずら好きで賢い性格を存分に発揮して保護犬たちと楽しく暮らしています。
ネット上では、彼女の無事を喜ぶ声やスタッフのサポートを称賛する声が相次ぎました。
――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。
2. 著者からの一言コメント

野良で暮らす犬は、ノミやマダニによる皮膚炎、疥癬(かいせん)などの寄生虫感染症にかかりやすい傾向があります。栄養不足で免疫力が落ちていると、こうした皮膚トラブルが全身に広がりやすく、二次感染によって発熱や貧血を引き起こすこともあります。ヴァレンティーナのケースも、こうした複数の要因が重なった結果だと考えられます。
皮膚の異常は見た目にも分かりやすい分、早期に気づいてもらいやすい面もありますが、それでも助けが来るまで生き延びられるかどうかは運次第という厳しさもあります。
もし痩せ細って動かない野良犬・野良猫を見かけたら、無理に近づかず、すぐに保護団体や動物病院へ連絡してください。見た目以上に深刻なダメージを受けていることもありますし、先住犬がいる場合、感染症が移ってしまう可能性も。
つらい境遇を乗り越え、いたずら好きで賢い性格を取り戻したヴァレンティーナが、これからものびのび過ごせますように!
3. 新しい家族を迎える前に。犬・猫の平均入手価格を知っておこう
過酷な環境から救い出された動物たちの姿を見ると、これから保護犬・保護猫を迎えたいと考える方も多いのではないでしょうか。
ペットショップやブリーダーなど有償で犬・猫を入手する場合の平均価格は、2025年で犬が「21.6万円」、猫が「17.5万円」となっており、猫は3年間で約35.7%上昇しています。
一方で無償譲渡を希望する声も多く、犬53.6%、猫76.9%が無償での譲渡を望んでいるというデータもあります。
私はアナリストとして、モノを「買うときの値段」より「持ち続けるコスト」で評価することを大切にしてきましたが、ペットもまさに同じだと思います。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、有償で入手した場合の平均価格は犬が21万6000円、猫が17万5000円。とくに猫は、この3年で約35.7%上がっています。
(中略)
そして何より、無償譲渡を望む人が猫で76.9%、犬で53.6%にのぼる背景には、命を預かることの重みへの意識があるのだと思います。価格を比べる前に、「10年後、20年後も最後まで世話を続けられるか」――その一点を落ち着いて考えることが、いちばん確かな判断材料になるのではないでしょうか。

令和7年調査から見る犬の平均入手価格は21万6000円、猫は17万5000円。無償譲渡を希望する人は猫76.9%・犬53.6%
その後の飼育費まで見据えて考えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。
参考資料
森川 ちづる
著者

関西在住。国立医療機関での知財業務、動物病院勤務を経て、生活に役立つ情報を発信したいという思いからライター活動をスタート。愛玩動物看護師の資格を持つ。
現在は健康・医療から終活まで、日常に根ざしたライフスタイル分野を中心に執筆活動を行っている。遺品整理・終活関連では複数の企業コラムを5年にわたり担当。専門的な内容も生活者の目線でわかりやすく届けることを執筆の軸とし、読者が「知ってよかった」と感じられる実用的な記事づくりを目指している。