海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeなどのSNSで注目を集めています。
今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外の動物レスキューの様子を伝えるYouTubeチャンネル@PawsShowに投稿された動画。
普段エサやりをしている場所の近くで見つかった子猫のミルーは、下半身が麻痺して自力では歩けない状態でしたが、動物病院での治療とリハビリを重ねた末に、再び自分の足で歩けるまでに回復しました。
執筆時点で1万4361回再生、約1,190件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。
また記事中では、保護猫を迎える際に知っておきたい、猫の飼育費用についても解説していきます。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部
YouTubeチャンネル@PawsShowが投稿したのは、普段エサやりをしている場所の近くで見つかった子猫・ミルーの記録です。発見時のミルーは下半身が麻痺し、恐怖からおびえて逃げることもできない状態でしたが、投稿者は野良として生まれたのではなく、遺棄された可能性が高いとみています。動物病院での検査で脊髄に重い損傷があることが分かったものの、後ろ脚を動かすことや排せつは自力でできていたため、獣医師は回復の可能性に望みをつなぎました。理学療法や水中療法(ハイドロセラピー)などのリハビリを重ねる中で、ミルーはわずか数回のセッションで目に見える変化を見せ始め、担当医師の献身的なサポートを受けながら、少しずつ自分の足で立ち、歩けるようになっていきました。かつて怯えて動けなかった子猫が、笑顔を見せるまでに回復した姿に、多くの人が心を動かされています。
1. 【下半身が麻痺していた猫】ミルーとの出会い
発見された当時のミルー1/3

出所:@PawsShow
投稿者が普段エサやりをしている場所の近くで、いなくなった子猫たちを捜していたところ、代わりに見つけたのが子猫のミルーでした。ミルーは下半身が麻痺しており、体を引きずるようにしか動くことができず、恐怖におびえた様子だったといいます。投稿者は、ミルーが野良として生まれたのではなく、何らかの事情で遺棄されたのではないかとみています。
保護されたミルーは、動物病院で検査を受けました。その結果、脊髄に重い損傷を負っており、それが麻痺の原因になっていることが分かりました。ただ、後ろ脚を自分で動かすことや、排せつを自力で行うことができていたため、獣医師は「歩けるようになる可能性は十分にある」として、回復への望みをつなぎました。
2. 【生まれ変わった今】リハビリを経て見せた歩く姿
懸命なリハビリに励むミルー2/3

出所:@PawsShow
ミルーはその後、理学療法や電気療法、水中療法(ハイドロセラピー)など複数のリハビリを組み合わせた治療を受けることになりました。担当医師の献身的なサポートのもと、ミルーはわずか4回の理学療法セッションを終えただけで、目に見えて動きが良くなっていったといいます。日を追うごとに元気を取り戻し、おもちゃで遊んだり甘えたりする姿も見せるようになりました。
元気に歩き回るミルーの現在3/3

出所:@PawsShow
発見当初は立つことさえできなかったミルーですが、根気強いリハビリの末、自分の足でしっかりと歩き回れるまでに回復しました。投稿では、辛抱強く寄り添い続けた担当医師こそが「この物語の本当のヒーローだ」と紹介されており、ミルー自身も彼女とのリハビリの時間を心から楽しんでいる様子がつづられています。
コメント欄では
「この美しく小さな命を保護し、そして救い出してくれてありがとう。本当に愛らしいです」
「かわいそうな小さな天使…!この罪のない命を救うために力を尽くしてくれた、素晴らしい皆さんに本当に感謝します。どうか皆さんに幸せがありますように」
など、ミルーの回復を喜び、保護に尽力した人々に感謝する声が寄せられていました。
――以上、海外のSNSで話題のネコちゃんでした。
3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回ミルーの投稿をリサーチする中で特に印象に残ったのは、下半身麻痺という決して軽くはない状態からの回復の過程が、理学療法や水中療法といった地道なリハビリの積み重ねによって支えられていたという点です。派手な治療法や特別な奇跡ではなく、日々のセッションを一つずつ重ねていったことが、ミルーの「立つ」「歩く」という当たり前の動作を取り戻す力になっていたのだと感じました。もし身近な保護猫や保護犬が麻痺やけがを抱えていたとしても、すぐに諦めるのではなく、まずはかかりつけの獣医師にリハビリの選択肢について相談してみることをおすすめします。近年は動物病院でも理学療法や水中療法を取り入れているところが増えており、根気強く続けることで想像以上の回復が見られるケースも少なくありません。そして今回の記事で一番伝えたいのは、動けなかった命であっても、適切な治療とケア、そして辛抱強く寄り添う人の存在があれば、これほどまでに前向きな姿を取り戻せるということです。ミルーのように、今この瞬間も回復への一歩を踏み出そうとしている保護動物が世界中にたくさんいることを、この記事を通じて知っていただけたら嬉しいです。
4. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?
過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。
猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。
中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。
私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。
(中略)
一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%
無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。
参考資料
著者

株式会社モニクルリサーチ
困難な状況から救い出された動物たちの『奇跡の物語』や、種を超えた『絆のエピソード』を中心に、世界中の動物ニュースをお届けしています。
単なるハプニング・衝撃映像としてではなく、ひとつの大切な命が幸せをつかむまでの過程(ビフォーアフター)や、保護活動に携わる人々の想いに焦点を当てて紹介。読んだ後に温かい気持ちになれる、希望のストーリーを厳選して発信します。(最終更新日:2026/02/20)
※海外の動物保護団体や信頼できる情報を基に執筆しています。