在宅で仕事をする古川さんに甘え、抱っこされるジジ(photo/古川さん提供)
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9月20日から26日までの1週間は「動物愛護週間」です。動物に関連する記事を再配信します(この記事は「AERA DIGITAL」に2025年9月27日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
【写真】酸素室に入って呼吸を安定させている愛猫のジジ
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家族として共に暮らしたペットの最期をどう看取るか。愛猫を早く苦しみから解放してあげたくて、安楽死という選択肢が頭をよぎるなか、葛藤しつつも自然な看取りをした女性に話を聞いた。
ジジの「死」を覚悟したのは、5月10日ごろだった。
「猫を超えた家族。本当に大切な存在でした。もっと生きてほしかったです」
東海地方に住む、猫ライターとしても活躍する古川諭香(ゆか)さん(35)は振り返る。
ジジはマンチカンのメス。11年前、近所のペットショップで売れ残っていた。このままではペットオークションに回され、過酷な環境に置かれると聞き、飼うことに決めた。
ちょうど結婚して家を出た直後。幼い時から実家で猫を飼っていて、自分でも猫を飼いたいと思っていた時だった。
おじいちゃんのような顔だから「ジジ」
生後3カ月だったのに、おじいちゃんのような顔。それが、「ジジ」という名前の由来となった。
甘えもしなくて、抱っこも嫌い。しかし次第に、甘えるようになり、家族に笑いと癒やしをもたらしてくれた。
亡くなる少し前、酸素室に入って呼吸を安定させているジジ(photo/古川さん提供)
医師から「安楽死」の提案
そんなジジの病気がわかったのは、昨年12月末。突然、床にペタンと座り込むことがあった。様子がおかしかったが原因がわからず、大学病院で精密検査をした結果、腸に「血管肉腫」という悪性腫瘍が見つかった。手術で腫瘍を摘出すると元気を取り戻した。しかし、今年のゴールデンウィークになって、咳をするので不安になって動物病院で診てもらうと、胸壁と肺を包む膜との間に胸水がたまり血も混じっていた。腫瘍が転移していた。
そこから一気に体調が悪化していった。獣医師から提示されたのは、①セカンドオピニオンを受け治療を続けるか②胸水を抜きながら、緩和ケアをして自宅で看取るか――この2択。ジジは通院にストレスを感じていたので、古川さんは②の緩和ケアを選んだ。
しかし、緩和ケアでできることといえば胸水を抜くことくらい。獣医師に「このまま胸水を抜き続けたら、ジジは長く生きられますか」と尋ねると、「血管肉腫が転移していて長くは生きられない」と告げられた。
この時、古川さんはジジの死を覚悟したという。同時に獣医師から「安楽死」の提案もされた。
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医師から「安楽死」の提案
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野村昌二
ニュース週刊誌『AERA』記者。格差、貧困、マイノリティの問題を中心に、ときどきサブカルなども書いています。著書に『ぼくたちクルド人』。大切にしたのは、人が幸せに生きる権利。
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